ロードインデックスとは?タイヤサイズ表記の見方や早見表、車検での注意点を解説

タイヤに刻印されているロードインデックスには、どういった意味や役割があるのでしょうか?そこで本記事では、ロードインデックスの確認方法や規格の種類、早見表、注意点などを解説します。
ロードインデックス(LI)とは?
ロードインデックス(LI)とは、タイヤ1本が耐えられる最大荷重を示す数値(負荷指数)です。車検の合格や安全な運転に関わるため、確認方法や規格の種類、速度記号との関係性について、正しく把握しておきましょう。
確認方法(タイヤサイズの見方)

ロードインデックスは、タイヤのサイドウォールに刻印されています。上の写真のタイヤ(「205/55R16 91V」というタイヤサイズの表記)では、ロードインデックスが「91」です。純正タイヤにロードインデックス91を定めている車種に装着できます。
なぜロードインデックスの確認が重要かというと、車体に合わない負荷指数のタイヤを装着すると、変形や破損のリスクがあるからです。自動車メーカーが車種に必要なロードインデックスを定めており、不足しているタイヤを装着しても車検に通りません(※1)。純正タイヤのロードインデックスは、車体の運転席側ドアの内側や取扱説明書に記載されています。
したがって、安全運転の維持と車検の合格のために、ロードインデックスの確認が重要です。タイヤサイズの見方については、次の記事に詳しくまとめてありますので、併せてご覧ください。

※1参照元:
国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」(第167条)(https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/S167.pdf)
規格の種類(JATMA規格・ETRTO規格・TRA規格)
ロードインデックスの規格の種類には、JATMA規格やETRTO規格、TRA規格などがあります。
| ロードインデックスの規格 | 規格を定める組織 | 規格が適用されているタイヤ |
| JATMA規格 | JATMA (日本自動車タイヤ協会) | 日本国内向けに製造販売されるタイヤ |
| ETRTO規格 | ETRTO (European Tyre and Rim Technical Organisation) | 欧州向けに製造販売されるタイヤ |
| TRA規格 | Tire and Rim Association | 北米向けに製造販売されるタイヤ |
基本的に、日本車の純正タイヤにはJATMA規格が適用されていますが、輸入車の純正タイヤにはETRTO規格やTRA規格などが適用されています。タイヤを購入する際は、規格の種類を確認しましょう。
速度記号(スピードレンジ)との関係性
自動車の安全性を確保するためには、タイヤのロードインデックス(負荷指数)と速度記号(スピードレンジ)が関係しています。タイヤの種類によって、耐えられる重さだけではなく、耐えられる速度も異なるからです。
上の写真のタイヤ(「205/55R16 91V」のタイヤサイズ)では、ロードインデックスが「91」で、速度記号が「V」です。一般的に、純正と同等以上のロードインデックス・スピードレンジのタイヤを装着することが推奨されています(※2)。純正タイヤの速度記号も、車体の運転席側ドアの内側や取扱説明書に記載されています。
速度記号については、次の記事に詳しくまとめてありますので、併せてご覧ください。

ロードインデックスの早見表
ロードインデックス(LI)の数値は、タイヤ1本が耐えられる最大負荷(㎏)です。国土交通省がロードインデックスの早見表を作成しています(※3)。
ロードインデックスの早見表(一部抜粋)
| LI | 最大負荷(kg) |
| 70 | 335 |
| 71 | 345 |
| 72 | 355 |
| 73 | 365 |
| 74 | 375 |
| 75 | 387 |
| 76 | 400 |
| 77 | 412 |
| 78 | 425 |
| 79 | 437 |
| 80 | 450 |
| 81 | 462 |
| 82 | 475 |
| 83 | 487 |
| 84 | 500 |
| 85 | 515 |
| 86 | 530 |
| 87 | 545 |
| 88 | 560 |
| 89 | 580 |
| 90 | 600 |
| 91 | 615 |
例えば、ロードインデックス91のタイヤは、1本で615㎏まで支えられます。ただし、空気圧が不足すると最大負荷に耐えられなくなるため、定期的な空気圧の点検と調整が必要です。
ロードインデックスに関する注意点

車検合格と安全運転のためには、車種に合うロードインデックスのタイヤを装着しなければなりません。ここでは、タイヤのインチアップやロードインデックスの不足、空気圧の適正値に関する注意点を解説します。
インチアップするとロードインデックスが下がる
タイヤをインチアップすると、基本的にロードインデックスが下がります。リム径(ホイールの直径)を大きくするインチアップによって、サイドウォールが薄くなるからです。
インチアップする際は、タイヤメーカーの作成しているタイヤサイズ対応表を確認してください。ブリヂストンのタイヤを例にすると、「185/70R14 88」の純正タイヤから「205/45R17 88」のタイヤにインチアップすれば、ロードインデックス「88」を維持できます(※4)。
タイヤのインチアップについては、次の記事に詳しくまとめてありますので、併せてご覧ください。

※4参照元:ブリヂストン「乗用車用ラジアル・タイヤサイズ対応表」(https://tire.bridgestone.co.jp/pdf/70-35.pdf)
ロードインデックスが不足するタイヤを装着すると車検に通らない
車種に必要なロードインデックスを満たさないタイヤを装着すると、車検に合格できません。道路運送車両法に基づいて、自動車の保安基準が定められているからです(※5)。
純正タイヤのロードインデックスは、車体の運転席側ドアの内側や取扱説明書に記載されています。車種によって乗車定員の体重と最大積載量が異なるため、必要なロードインデックスが定められているのです。
純正タイヤ以外のタイヤを選ぶ際は、車種の指定するロードインデックスを満たすように気を付けましょう。
※5参照元:
国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」(第167条)(https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/S167.pdf)
タイヤの空気圧を適正値に保つ
タイヤがロードインデックスまでの負荷に耐えるためには、空気圧を適正値に保つことが重要です。
- タイヤの空気圧が不足すると接地面積が広がり、走行中のたわみが大きくなる
- 車体からの負荷やタイヤの発熱、外部からの刺激などによるパンクやバーストのリスクが大きい
空気圧が不足するとタイヤが負荷に耐えられないだけではなく、燃費性能の低下やタイヤの寿命短縮も招いてしまいます。タイヤの空気圧の適正値については、次の記事に詳しくまとめてありますので、併せてご覧ください。

タイヤのロードインデックスに関するよくある質問

タイヤのロードインデックスを確認する際には、乗り心地やロードインデックスの不足、タイヤの組み合わせ方などに関する疑問を抱くものです。ここでは、よくある質問を集めて、回答をご紹介します。
ロードインデックスが高いタイヤは乗り心地が悪いですか?
いいえ、ロードインデックスは必ずしも乗り心地に影響を与えません。タイヤの構造や偏平率、空気圧などが、乗り心地に影響を与えます。
| 乗り心地に影響を与える要因 | 乗り心地が良い | 乗り心地が悪い |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ | スポーツタイヤ |
| タイヤの偏平率 | 高いとサイドウォール厚くなり、クッション性が高くなる | 低いとサイドウォールが薄くなり、乗り心地が硬くなる |
| タイヤの空気圧 | 適正値 | 適正値より低くすると不安定になり、高くすると硬くなる |
乗り心地を重視する場合は、タイヤの種類と偏平率、空気圧を総合的に検討しましょう。
ロードインデックスが不足するとどうなりますか?
車種の指定しているロードインデックスよりも小さいタイヤを装着すると、車体からの負荷に耐えられず、パンクやバーストの危険性が高くなります。
- 乗車定員の体重と最大積載量を支えられず、走行中の安定性が低下する
- タイヤがたわみやすくなり、異常に発熱してしまう
ロードインデックスが不足すると安全運転が維持できないことはもちろん、車検に通りません。タイヤの交換やインチアップの際には、必ず純正タイヤ以上のロードインデックスを満たしましょう。
ロードインデックスが異なるタイヤを組み合わせても良いですか?
いいえ、基本的には車種の指定しているロードインデックスを満たすタイヤを組み合わせてください。性能の異なるタイヤを組み合わせると、走行中の安定性やハンドリングに悪影響をもたらすからです。
ただし、車種によっては前輪と後輪に異なるロードインデックスや空気圧が指定されている場合があります。
- SUVやミニバンでは後部座席の乗車人数や積載量が大きいため、後輪の負荷が大きい
- スポーツカーには、前輪と後輪のサイズが異なるタイプもある
運転席側ドアの内側や取扱説明書で、車種の指定するロードインデックスを確認しましょう。
車種に適したロードインデックスのタイヤを選ぼう
ロードインデックスは車検合格と安全運転に欠かせない要素ですが、車種によって必要な負荷指数は異なります。車種に適したロードインデックスを確認し、純正タイヤ以上の負荷指数を満たすタイヤを選びましょう。
タイヤ1番.comでは、車種に適したタイヤを検索できます。さまざまなタイヤメーカーの製品を取り揃えていますので、ぜひご覧ください。


