タイヤホイールメーカー20選を紹介!人気のホイールメーカーや安くてかっこいいものも

車の印象を変えたいとき、タイヤホイールのカスタマイズは欠かせませんよね。この記事では、おすすめのタイヤホイールメーカー20選を紹介します。人気のメーカーから、安くてかっこいいコスパ重視のものまであるので、ホイール選びの参考にしてください。
タイヤホイールとは?

タイヤホイールとはタイヤの内側にはめる円盤で、エンジンやモーターから発生した動力をタイヤに伝える役割を果たしています。ホイール本体の重量や剛性などの性能により、自動車の加速、停止、コーナリングなどの走行性能や乗り心地といった快適性が大きく変化するといわれています。このため、ホイールは愛車の足元を支える重要なパーツです。
また、ホイールは車のデザインを引き立てるパーツでもあります。車体の色などに合わせてホイールを選べば、車のドレスアップ効果も期待できます。
タイヤホイールを選ぶ際のポイント

タイヤホイールを選ぶ際に気をつけたいポイントを5つ、解説します。
素材の種類を確認する
ホイールの素材は車の走行性能に大きく影響を及ぼすといわれています。ホイールの素材の種類には、主にアルミニウム、スチール、マグネシウムの3つがありますが、それぞれの特徴を理解しておきましょう。
- アルミニウム
アルミニウムのホイールはドレスアップ用に多く使われ、さまざまなデザインが販売されています。加工がしやすく自由度が高いという点から、社外品のホイールによく使用されています。
スチール製のホイールに比べて錆びにくく、軽量であるという点が特徴です。また、放熱性にも優れるといった特徴も兼ね備えています。価格は、スチール製のホイールと比べるとやや割高傾向にあります。
- スチール
鉄を素材としたスチール製ホイールは、大衆車の純正品として広く採用されています。耐久性が高く、製造コストが抑えられるという特徴があるので、コストパフォーマンスを重視する商用車などにも多く使われています。
しかし、重量がある、錆が発生しやすいなどのデメリットもあります。加工しにくいためデザインを優先させることは難しいですが、高い強度で製造できるため信頼度は高いでしょう。
- マグネシウム
マグネシウム製ホイールは、アルミニウムよりさらに軽量なマグネシウム合金を素材としています。アルミニウムよりも軽量であり剛性にも優れているという特徴がありますが、加工が難しい、割れやすいといったデメリットも。
マグネシウム自体が高価な素材であるため、高級車やレース用の車両に採用されることが多いようです。腐食に弱いといった一面も持ち合わせるため、補修が必要になるなどメンテナンスにも手がかかりやすいともいえるでしょう。
サイズを確認する
サイズ選びは、乗り心地や車の性能に関わるので重要なポイントです。適切なサイズを確認するには、純正サイズを確認するとよいでしょう。
ホイールのサイズを確認する際は、以下の部分を見ておきましょう。
- リム径…リムのサイズ(例:15インチ、17インチなど)
- リム幅…リムの幅(例:6、6 1/2など)
- フランジ形状…リム先端部の高さ(例:B、J、JJなど)
- 孔数…ナットの数
- P.C.D…ボルト孔の中心を結ぶ円の直径(例:100mm、114.3mm、139.7mmなど)
- インセット…リムの中心と車側のディスク取り付け面までの距離(例:25mm、30mm、42mm、48mmなど)
サイズがわからない場合や不安な場合は、専門店で相談すると安心です。インチアップやフェンダーとの余裕寸法をチェックしてもらうこともできます。
デザインや外観を確認する
ホイール選びではデザインや外観を重視している人は多いでしょう。デザインは大きく分けて4つのタイプがあります。好みや愛車との相性で選んでみましょう。
- スポークタイプ
ホイールの中央部分から外側に向かってスポークが伸びている定番のデザインです。シンプルなデザインなので、さまざまなタイプの車にマッチしやすいのが特徴です。放熱性に優れ、強度と重量のバランスもよいタイプです。スポークの数が多いほど、強度や耐久性が向上します。
- フィンタイプ
スポークタイプに似ていますが、中央から伸びるスポークの数が多く、送風機の羽(フィン)のようなデザインが特徴です。スポークが細く多くなることによって高級感と繊細さが増し、洗練された印象を与えます。このため、高級車の純正ホイールとして採用されることもあります。スポークタイプ同様、外気を取り込みやすく、放熱性に優れたデザインです。
- メッシュタイプ
中央から細いスポークが網目状にデザインされたホイールです。複雑な形状が高級感を演出しているとともに、強度や耐久性にも優れているというメリットもあります。ただし、製造工程が複雑なため、価格が高くなる傾向があります。
- ディッシュタイプ
ディッシュホイールは、中央部分にある丸いお皿(ディッシュ)のようなデザインが特徴です。このデザインは高級感やレトロ感を演出し、個性的な足回りにドレスアップできます。ただし、他のデザインに比べて放熱性が悪く、重量があるというデメリットも。製造しているメーカーも少ないのが現状です。
製造方法を確認する
ホイールの製造方法は、大きく分けて以下の2種類があります。
- 鋳造(ちゅうぞう)
鋳造は、ホイールをかたどった鋳型に、液状に加熱したスチールやアルミ、マグネシウム合金などの金属を流し込んで製造する方法です。細かなディテールを作ることが可能なので、デザインの自由度が高く、バリエーションも豊富にあります。また、大量生産が可能で製造コストを低く抑えられるため、一般的な乗用車のホイールはほとんどがこの方法で製造されています。
- 鍛造(たんぞう)
鍛造は、熱した金属に圧力をかけて成形する製造方法です。高い圧力をかけることにより金属内の微細な隙間を埋めることができ、密度が高く丈夫なホイールに仕上がります。ただし、この方法は大量生産に向かないので製造コストが高くなることも。鍛造のホイールは主にレースシーンや高級スポーツカー向けに使用されています。
安全基準を満たしているか確認する
国内では、JWLやVIAなどの安全基準を満たしている製品が一般的に流通しています。安全基準を満たしているホイールには刻印があり、その刻印が確認できない場合は車検に通らない可能性があるため注意が必要です。
一般的なタイヤ専門店などに売られているホイールは、安全基準を満たしているものがほとんどです。ただ、ネット通販などで格安の海外ホイールを購入する場合などは、安全基準を満たしているか確認しておきましょう。
タイヤホイールメーカーのおすすめ20選

おすすめのタイヤホイールメーカー20選を紹介します。
RAYS(レイズ)
RAYSは大阪府を拠点とするアルミホイールメーカーで、ルマンなどの国際的なモータースポーツへアルミホイールを供給しています。スポーツ系からドレスアップ系まで多様なラインナップを展開しています。
ENKEI(エンケイ)
静岡県を拠点とするENKEIは、長い歴史を誇るアルミホイールメーカーです。日本国内のみならず海外でも知名度は高く、世界各地に拠点を持っています。F1やWRC、スーパーGT、ジムカーナ、ダートラなどに自社製ホイールを供給しています。
Weds(ウェッズ)
Wedsは東京都に本社を構えるアルミホイールメーカーで、カスタマイズ用アルミホイールメーカーの先駆けともいわれてます。主に国内向けのアルミホイールの開発・製造を行い、ハイパフォーマンスマシン用からワゴンやミニバンのドレスアップ用まで、多様なホイールラインナップが特徴です。
SSR
SSRは大阪府に本社を置く株式会社タナベが所有するアルミホイールブランドです。「純正や量産品では手にできないパフォーマンス」をモットーに、世界中のニーズに応えるホイールの製作を得意としています。
WORK(ワーク)
WORKは1977年に大阪府で設立されたアルミホイールメーカーです。D1やスーパーGTなどの国内レースにホイールを供給しており、トップクラスの知名度を誇ります。カスタムオーダーができ自分だけのホイールを手に入れることができるのも魅力です。
KYOHO(キョウホウ/共豊)
KYOHOは、ホイールを始めアフターカーパーツを長年取り扱っている老舗メーカーです。
長年のノウハウをもとに作られたこだわりのオリジナルホイールや厳選されたドレスアップ用品を豊富に扱っています。
MID(マルカ)
MIDは日本品質の安全・安心なホイールを提供しており、デザイン、設計、強度試験を日本国内で行っているホイールメーカーです。軽トラックから電気自動車まで、さまざまな車両やスタイルに合うホイールを展開しています。
YOKOHAMA WHEEL(ヨコハマホイール)
YOKOHAMA WHEELは、国産タイヤメーカー大手の横浜ゴム株式会社が展開するアルミホイールブランドです。主にスポーツ系アルミホイールの製造に特化しており、デザインやカラーにこだわったスポークホイールを多数ラインナップしています。
デルタフォース
デルタフォースは、兵庫県にある株式会社FORCEが販売するオフロードホイールブランドです。車種ごとの専用設計で開発しているのが特徴で、その車種で可能な限りのデザインを追求しています。
ブリヂストン
大手タイヤメーカーのブリヂストンは、ホイールの製造も手がけています。「安心・安全の徹底追求」を一貫した理念とし、さまざまな車種やニーズに対応した、多彩で特徴あるデザインを豊富に取り揃えています。
ホットスタッフ
ホットスタッフは福岡県に拠点を持つタイヤホイールメーカーです。スタイリッシュなデザインを豊富に取り扱っており、コンパクトカーからSUVまで幅広い車種とユーザーに対応した商品ラインナップを持っているのが特徴です。
クリムソン
クリムソンは大阪府に拠点があり、タイヤホイール、カー用品を製造・販売しています。SUVやセダンの、ドレスアップ向けで洗練されたデザインやスタイルのものを多様に取り扱っています。オンラインショップもあり通販も可能です。
RSワタナベ
1972年に横浜で設立されたRSワタナベは、国内のさまざまなレースで実力を誇るメーカーです。独特のワタナベデザインのホイールは、時代を超えて愛されています。
WedsSport(ウェッズスポーツ)
WedsSportは、Wedsのホイール造りのノウハウが集結したスポーツホイールを展開しています。軽量化と強度に徹底的にこだわり、さらに、タイヤや車種に合わせたさまざまなフェイスタイプを取り揃えています。
BBSジャパン
BBSジャパンは、ドイツに本社を持つBBS社とワシマイヤー社が技術提携し誕生した、主に鍛造アルミホイールを取り扱う会社です。特徴的なメッシュデザインホイールが有名で、数多くのモータースポーツに自社製ホイールを提供しています。
KMC
KMCはアメリカのアルミホイールメーカーです。力強いデザインのホイールが特徴で、主にSUVやピックアップトラック向けの製品が多く展開されています。オフロード車にはもちろんセダンに装着するカスタムも人気で、幅広く愛用されています。
OZ Racing
OZ Racingはイタリアの自動車部品メーカーで、アルミホイールの製造・販売を行っています。洗練されたイタリアンデザインのホイールを、世界トップクラスのモータースポーツに提供し続けています。
Rohana(ロハナ)
Rohanaはアメリカのホイールメーカーで、主にスーパーカーやハイエンドのセダン、スポーツカー、SUV向けに鍛造アルミホイールを開発・販売しています。デザイン、パフォーマンス、耐久性に優れており、強靭さにおいても高く評価されています。
HRE
HREはドイツのホイールメーカーです。主にスーパーカーや高級セダンなどへの製品ラインナップになっており、強靭さと洗練されたデザインを兼ね備えています。
スーパースター
3ピース構造のアルミホイールを提供する有名ブランドです。リムやディスクなどホイールのほぼすべてのパーツにカスタムカラーオーダーができ、自由度の高いカスタマイズが可能。世界にたった4本のユニークなホイールを手に入れることができます。
安いタイヤホイールを買うには?

タイヤホイールもよい商品をできるだけ安く購入したいですよね。以下の方法を検討してみてはいかがでしょうか。
タイヤ専門店で買う
タイヤ専門店は、タイヤに詳しいスタッフに相談しながら購入できます。サイズやデザインで迷ったときや、初心者にもおすすめです。また、取り付けも行っている場合が多いので便利。値段交渉ができる店もあります。
ネットショップで買う
ネットショップは、実店舗よりも値段が安いことが多く、種類も多数取り揃えられていることがあります。他と被らない、オリジナリティの高いデザインを求める人には、通販サイトがおすすめです。ただし、実物を確認できないため、ホイールサイズなどをよく確認しておきましょう。
オークションや中古品店を利用する
オークションや中古品店では、手頃な品や掘り出し物が見つかることも。ホイールに詳しくなったら、このような場所で探すのもおもしろいかもしれません。取り付けは自分で、もしくはタイヤ専門店などに持ち込む必要があります。
タイヤホイールにこだわって自分好みの車にしよう
タイヤホイールは、愛車をカスタマイズする人気のアイテムで、自分好みの車に変身させることができます。選ぶ際のポイントやおすすめ20選を参考に、愛車をアップデートしてみてはいかがでしょうか。